ロゴス界を表現している力

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そこでロゴスとカオスの意味をいいますと、ロゴスとはギリシャ語で「言葉」ということです。つまり仏教的な言葉でいいますと「言説をもっていい表わされたるところのもの」ということです。すなわち万物には全て名前がついている。名前のついていないものは存在していないわけです。

例えば、何もないと思われているような、真空、無、ということにまで名前がついています。これが言説をもっていい表わされたるところのもの、ロゴスの世界です。

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日常の我々の世界というのはみんなこれです。どうやったら出世できるか、どうやったら金を儲けられるか、どうやったらいい女をひっかけられるかというようなことはみんなロゴスの世界におけることなんです。

ところが、ある時ふと人間というのは何のために生きているんだろうなんて考えることがあるんです。それから神様とはどんなものだろう、死んだらどこに行くんだろうなんて考え始めると、これは我々の意識が内へ向いているということで、これをカオスといいます。

カオスというのは混沌としている、個別なものはないということです。ちょうど泥沼のようにドロドロとした、一個一個識別できない、これがカオスの世界なのです。そして気というものは我々にとって、言説をもって表現されている世界を表現させているところの力、その力のもとになっているものです。これが今日僕が最初にいった、「気とはロゴス界を表現せしめておる力のことである」ということです。

ロゴスとカオスのことを話したらまた一日かかってしまいます。いや一日で終わらないかもしれません、これは非常に難しい問題ですから。今日は気の話なので省略しますけれども、一言だけ申し上げておくと、「我々の日常の意識というのは、もっぱらロゴスの世界にのみ費やされていると魂の枯渇が始まる」と西洋神秘学ではいっています。魂が枯れ始めると何となくイライラし始めるというんですね。

ところがその反対に、我々の意識がもっぱらカオスの世界にのみ向けられるとどうなるかというと、「肉体面がスポイルしてしまう」のです。健康がそこなわれる場合もあるし、運が悪くなってお金がなくなる場合もあって、物質面の力というものが衰退していきます。

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