阿頼耶識(アラヤ識)開運術入門!第二章

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阿頼耶識(アラヤ識)開運術入門!第二章

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成功者が成功について説けば

開運術入門

アンドリュー・カーネギーという鉄鋼王が、若き日のナポレオン・ヒルという新聞記者に「どうしてあなたは成功したのですか」と聞かれ、その秘訣について語った。

そして、その後で次のようなことを勧めました。「どうだい、君は向こう二十年間、私のいう成功の秘訣というものを探ってみる仕事をしてみないか。

そのためには、私はあらゆる成功者を君に紹介してあげようと言ったときに、瞬間的に彼は「やります」と答えました。

しかしカーネギーはさらに続けました。「その秘訣はむずかしいことではない。しかしながら、だれもがなかなかできないことでもある。

君はこれから、私が紹介するいろいろな人に会ってインタビューし、その成功の秘訣のルールをそこから引き出してきなさい。向こう二十年間、それを無給でやりなさい」。

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そのときはナポレオン・ヒルも生活がかかっているのでじっと考えこみました。カーネギーは「私が君に給料を出さないのに意味がある。それは、私が今言っている、こうすれば必ず成功し、ばく大な財産を築くことができる、ということを君自身を用いて証明したいのです。

世の中には無償のサービスというものは存在しない。これが私の信念です。もし世の中に向けて無償のサービスをし、しかもそのサービスによって自分が必ず多くのものを受け取るであろう、という信念に燃えているとき、自分が予期していないばく大な財産を必ず受ける。私はそれによって今日の財産を築いたのです。そして、この法則はすべての場合に通用すると信じているが、私は君を使ってそれを証明したい。どうです。君は無給でこの仕事をやれるだろうか」と言いました。

結局、彼は十八年間それを続けました。そしてルーズベルトを始め、ロックフェラー、フォード、など財界の知名人や政治家に全部会ってインタビューしました。後年、ナポレオンはルーズベルトの顧問になっています。そして十八年目に『富を築く十三の条件』という本を書きました。これは五百万部が一気に売れました。その後、彼は成功哲学についての通信教育を始め、ある名もない地方の大学を通信大学にし、そこを全米一の稼ぎ高の大学にしました。

これは一つのエピソードです。もし、アンドリュー・カーネギーが「こうだ」と言えば、それには説得性があります。なぜなら彼は既に成功しているからです。ところが、カーネギーほどのレベルにいっていない普通の人が、他の人にナポレオン・ヒルのようなことを言って勧めたところで聞くはずはありません。

しかしながら、物質的な成功ばかりではなく、もう一つ、カーネギーには一つの哲学があり、宗教観があり、落ち着きがあり、人を引きつける魅力がありました。それは安心の上に成り立っている魅力です。

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