流水先を争わず

流水先を争わず

流水先を争わず

この間『致知』という雑誌を読んでいたら、ある会社の社長にインタビューした記事が載っておりました。非常に発展している会社の社長なんですが、どういう座右の銘を持っていらっしゃるかという質問に対して、こういう答えをしていました。「流水不争先(りゅうすいさきをあらそわず)」。

流れる水というものは、争って先を行こうとはしないわけです。要するに、人を掻き分け、人より先にでて儲けようとしていきますと、いろんな理由がありますが、破綻が生ずることが多いのです。

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なぜそういうことが起きるかということについては、今まで色々な角度から説明したことがありますけれども、それは説明を受けなくても、そういうことが身の周りで起きたり、また自分の過去の人生にあったということで、皆さんも実感としてうなずけると思うんです。

ところが、この「流水不争先」だけだと足りないんですね。そこで僕がこの有名な言葉のあとに一つくっつけた。あとここにくっつけたのは無能唱元の言葉です。「而不求後(しかしてあとをもとめず)」とこういきたいんですね。これはなかなかみんな考えないんです。考えなくてもいいというふうにみんな思っているのは、こういうことなんです。

人間というのは、欲望ってものが当然あると思う。会社を発展させて儲けさせたいということであれ、人間というものは儲けたいと思うのが自然の心であって、それはほっといてもいい。だけどこの心が焦りを生じ、心がはやると、人を掻き分け、人を押し退けて先へ進もうとする。すると、無理が生ずる。だから、それを水の流れにまかせるようにして、そして、その流れに乗っているようにするのが大切だというのが「流水不争先」なのです。

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